私の名は和明 母が「人や自然と和して明るく生きよ」と名付けてくれました
生まれつきとび抜けた才があるわけでもなく とにかく山や川など自然の中で遊ぶことが大好きでした そして子供の頃、たまたま老子の「無為の道(タオ)」に触れ 「道(タオ)の人」になりたいと願って今を迎えています
「無為の道(タオ)」が大好きな私は たとえ青空をしのいで飛べるほどの強い翼を持っていたとしても 風を追い光にも追いつけるほどの早い足を持っていたとしても 私はスズメの群れの中に強い翼をたたみ 亀の仲間にまぎれて早い足を隠していたい…
横山和明(チャーリー横山)
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夜空を見上げると、そこにはいつも同じ場所に北極星を見ることができます。
北極星はいつの世も変わることなく旅人の道しるべとして輝き続けてきました。
これと同様にどんなに時代が変わろうとも老子の思想には不変の真理と叡智があり、私たちに進むべき道を教えてくれます。
神仙道とは老子が歩んだ道(タオ)を求めるものです。
古来、人々は不老不死の仙人を目指して様々な練丹法、導引法、交接法などの行を修めてきました。人々の目的は主に不老長生、もしくは難病を治す力や超現象と言われる特殊脳力を身につけるためでした。
しかし神仙道の本来の目的は「練神化虚(神を練って虚と化す)」であって、不老長生や特殊能力はその目的を達成する過程で身についた副産物だと言えます。
すなわち神仙道とは自らを「道(タオ)そのもの」に戻すための行功で、「道(タオ)そのもの」とは、赤子のように生き生きと生命力に満ち溢れた状態で、どんな病も不幸も近づけさせない強い心と体を養うことです。
「練神化虚」とは、まさしく仏教での解脱であり、悟りを得て涅槃を目指し彼岸に至ることを意味しています。
現代においては、本来の目的が置き去りになり、不老長生や特殊能力を身につけることを主眼とした団体や講習会が中国、日本でも多く目にするようになりました。
特に日本では神仙道に関する口訣を授けられていない者や、 抱朴子や淮南子、老子道徳経、黄帝四経も熟読したことが無い者が練丹術を指導していることがあり危機感を感じています。
神仙道においては師を見つけることが至極大切なことだと言われています。
世には神仙道に関する多くの奥義書や秘法書、秘技書なるものが残されていますが、実際のところ、一般人が読んでも内容を理解するのは困難で、この道に熟練したものでも理解を誤ることがあります。それは、秘伝といわれる大切な部分に暗喩や隠語が用いられているためです。
おそらく神仙道が金儲けのために利用、氾濫することを恐れて、最も重要な行法などは口訣でのみ授けられるようにしたのでしょう。
また、葛洪による『抱朴子』を読めばわかりますが、本物の仙道を目指すには徳を積むことが最も大切なことだとわかります。
病で苦しむ人たちを助けるための医術(鍼灸、推拿、漢方、薬膳、気功など)も、神仙道宝塚では可能な限りお伝えしていきます。
とにかく神仙道は実践するほかありません。
神仙道宝塚で神仙道についての正しい理解と技法を学び、ぜひ無為自然の道(タオ)を歩んでください。